R-2(国道58号 上能野 下二ツ川)

 下二ツ川は、約2.0kmの流路を持ち、下流の800m程度は砂丘地帯を流下する。

 ここで紹介するのは、上石寺から約1.5km南の下二ツ川にかかる橋梁部の災害である。

橋梁上流左岸には、公園(緑の回廊)があり、一帯は砂丘である。

 ここでは下り線左岸部の橋台背面がえぐられ、片側通行となっている。また、公園から道

路路肩までの間が大きく侵食されている。公園は道路よりやや低いため、氾濫した濁水は

公園に及び周辺を侵食したものと考えられる。

西之表方面を臨む

 左岸部橋台背後が大きくえぐられて片側通行となっている

 上流右岸の河岸(砂層)も侵食崩壊

西之表方面から被災地を臨む

 公園敷地がえぐられ、道路路肩まで 大きく侵食

 公園側からの流水の影響が大きい

西之表方面を臨む

 道路路肩までえぐりとられている

 側溝も消失

公園入口から被災地を臨む

 約100mにわたり、路肩部が決壊

橋梁上流右岸の様子

 ブロック積み護岸が決壊し、その背後の自然斜面も侵食・崩壊